25.2.12

一般公募による活用提案

ゴリモン(梅田ウォッチャー)
 活用テーマは「インターナショナル!」
郵便事業の拠点として、長く世界と繋がっていた建物。その歴史を継続。
 低層階は「世界のフードコート」
世界中から美味しい食文化が集まる大型飲食施設。コンセプトは現代版“天下の台所”
若手料理人、海外有名シェフのテストキッチンとしても使用可。
 高層階は国際交流エリア。各機関の出張所。
館内全体がギャラリー・ステージ
Photogenic OSAKA」をテーマに館内のあちこちで写真展を開催。“絵になるOSAKA”をPR
通路ではアーティストが自由に路上演奏OK。即興コラボ演奏なども期待。
インターナショナルなキッズルーム&託児所
建物全体を「大きな行灯に」
全館照明を電球色のLEDに統一。庁舎時代の蛍光灯と違い建物全体が温かな行灯に。
屋上の活用
屋上カフェ&ビアガーデン。下階フードコートの料理も楽しめる。
OSAKA」の巨大サイン・アドバルーン。アート作品の展示。

深川 礼子(一級建築士事務所ofa
魅力的な場所の多い大阪エリアですが大阪駅を降りてから、それぞれの場所や水都を代表する川などにスムーズに移動できるようになると、より魅力を向上し街を訪れる人を増やすことができると思います。
そのための「one stop transfer」の提案です。
中央郵便局は、国内外からのゲストが最初に触れる大阪の文化にふさわしい建物だと思います。

 藤野 進(会社員)
大阪中央郵便局の利用および活用方策として、梅田貨物駅跡地にできる広場広場からも現状の姿のまま、見ることが出来るようなものが望ましいと考え、既存の局舎は基本的に解体せず、西側に高層ビルを建設し、オオサカガーデンシティと一体として利用する。
歩道が狭隘なので、1階南側1スパン程度を区切り歩行者通路として開放し、仕切りにショーケースを用いて歴史等に関するパネル掲示を行い、地域の文化を発信するスペースともする。郵便局窓口と商業施設として活用する。
2階以上は軽微な改修で商業施設等として用い、5階は眺望を生かした飲食店やギャラリーとして用いる。
また、屋上緑化を行うことで、近隣ビルからの景観に配慮する。
大阪駅との連絡通路は東面線路側に接続することで、南側からの外観を妨げないようにする。
また、別案として、竣工時にはなかった北西側の4階以上を改築しホールを設置することが出来ないかどうか提案したい。


入江賢治
ミラノやパリを参考にクラシカルとモダンのコラボした内装にしてルクアのようなテナント群は如何。壁は絵画やアニメにしたりエレベーターは手動式開閉にしたり、トイレをヨドバシカメラなみに長く配列するとそれを目的にお客さんは入ってきます。工夫はできますよ。テナント料を安く設定するのもいいですね。そうすると郊外展開しているブックオフなどチェーン店も参入できやすくなります。差別化です。
展示場・美術館にするにしても、集客できるよう内装とお客様を少しわくわくさせる動線など工夫してください。こういう古い建物は、空きが多いと悪循環で人が寄り付かなくなります。そしてお化け屋敷化します。集客策は絶対に怠らないようにしてください。

男性(会社員)
JR東海に取得させて、地下にリニア駅を誘致するのも一考かと考えます。一階はバスターミナルや宅配便業者に割り当る。また、鉄道郵便の展示室を設ける。上層階はJR東海グループのホテルや商業施設として、JR西日本の大阪ステーションシティに対抗させる。以上、思い付きで恐縮ですがご参考になれば幸いです。

40代男性(会社員)
(提案書より抜粋して画像を掲載)






2 件のコメント:

  1. 明治建築研究会11:27

    近代の名建築・大阪中央郵便局を、なんとしても再生を

    こんな大変なときに、歴史建築の保存どころではないだろうと、先輩からお叱りを受けた。大震災、津波、放射能、原発、エネルギー、ミサイル、核実験問題などの解決が、先だとの事。しかし、われわれは省エネ、地球資源の有効利用からも、使える貴重な都市資産の保全再生を訴えているのである。ご理解を

    長い間、明治建築、現代建築の保存の勉強を続けてきて、無力感で一杯。重要性をいくら訴えても相手にしてもらえない悔しさ。会社側が本当に、大阪中央郵便局庁舎の玄関部分だけを残して良いと考えているのか、信じられない。後世に、批判,悔いを残さぬためにも、解体工事を、始める前に、話し合いを!

    旧大阪中央郵便局庁舎の解体強行をやめるように要請中。解体工事強行の気配が?。専門家、市民の保存要請を無視して、有識者といわれる人の、一部の意見で取り壊しを強行するのか。大企業の日本郵政が、歴史遺産を、一部だけ残して解体することは、断じて許せない暴挙。東郵のように保存の再考を!


    小松)幕末から明治初期にかけて日本に滞在したイタリア系英国人写真師ベアトが見たような「日本」は、どこに消えてしまったのだろうか。ヨーロッパやアメリカと肩を並べる国になろうとした日本は、遅れた文明を恥じるかのように、チョンマゲや着物とともに、都市の景観まで捨てた。惜しまれてならない

    伝統を保守する気持ちや、国を愛する心の根には、生まれた国の風土や景観の美しさを大事にという素朴な願いが。経済成長と生活の利便を追い求めることに熱中した日本は、この国のいったい何を大事にし、守っていけばいいのかを見失った。自然を破壊し街並みを醜くしたまま伝統固守を保守とは呼ばないで

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  2. 明治建築研究会13:12

    かけがえのない歴史遺産は、後世に悔いを残さないよう正しく評価して、文化財にして保全活用されるよう要望します。再検討を!


     何時解体工事が、着手されてもおかしくない大阪中央郵便局の現状。多くの人たちの保存を願う声を無視して、一部の有識者、関係者だけの意見で、多くの問題を抱えながら、貴重な文化財クラスの近代建築の、解体を強行しようとする日本郵政。解体強行は、問題を後世に残すことになる事を恐れる。再考を!
    保存の声に歴史遺産の研究している立場から応援させてもらいます。

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