26.10.12

シンポジウム開催:「大阪中央郵便局裁判」の意義とは何か?

下記の通り、今回の裁判の原告団有志による主催で、シンポジウムが開催されます。
昨日の報告会が平日で参加できなかった方も、是非この機会にご参加いただければと思います。

シンポジウム:「大阪中央郵便局裁判」の意義とは何か?

1939年に竣工したモダニズム建築「大阪中央郵便局」をめぐって、建築の専門家5人が裁判(大阪中央郵便局重要文化財指定義務付け訴訟)を起こしたのは今年6月のことです。10月24日の第2回弁論で結審を求め、判決は年内にも出る予定ですが、すでに大阪中央郵便局の解体は終了しつつあります。
建築について、保存について、裁判という手法について・・今回の取り組みから、私たちは何を学べるのでしょうか?
今後の礎にするために、裁判の原告、法律家、大阪中央郵便局に関連する専門家、大阪を愛する市民などに一堂に会していただきます。
第一部では、今までの裁判で何が行われていたのかを分かりやすく解説します。第二部では、今回の裁判の意義や問題点、今後の課題等を自由闊達に議論したいと思います。
これがおそらく、大阪中央郵便局に関する最後のシンポジウムになるでしょう。まちに暮らす私たちにとって、今回の裁判はとても重要な意味を持っています。まちや建物が好きな方々のご来場をお待ちしています。

日時:11月4日(日)14:00~16:00
場所:中之島デザインミュージアム de sign de >
http://designde.jp/
参加費:500円

参加者:
高岡伸一(建築家/高岡伸一建築設計事務所)
前田茂樹(建築家/前田茂樹建築設計事務所)
岡崎行師(弁護士/本町総合法律事務所)
新之介(ブロガー/十三のいま昔を歩こう)
ゴリモン(ブロガー/ゴリモンな日々)
笠原一人(建築史家/京都工芸繊維大学)

司会:
倉方俊輔(建築史家/大阪市立大学)

裁判が結審しました

10月24日(水)10:15より、大阪地方裁判所1007法廷において、旧大阪中央郵便局庁舎を重要文化財に指定することを求める義務付け訴訟の第2回弁論が行われました。法廷では原告・被告がそれぞれ提出した書類の確認をし、原告側弁護士から提出書面について簡単な補足説明があり、今後の手続きについて簡単な協議をした上で、結審いたしました。時間にして10分程度です。
判決は12月21日(金)13:10、1007法廷で言い渡されることになりました。

もはや旧大阪中央郵便局庁舎の解体は完了直前であり、この時点で重要文化財に指定するかどうかという話は現実的な意味を持たないわけですが、本裁判の判決は今後の歴史的建築物の保存・活用に大きな意味を持ちます。
原告団の主張が認められることを望みます。

23.10.12

活動の記録

裁判が結審しました(2012/10/24)
大阪中央郵便局を巡る裁判について(3)
鳩山邦夫衆議院議員の国会質問書
大阪中央郵便局を巡る裁判について(2)
大阪中央郵便局庁舎を巡る裁判について(1)
◯第1回弁論期日の報告会を開催 (2012/08/17)