東京中央郵便局を目前にして竣工真近の三月にブログに描いたものの一部です。
「目前にしたのは明らかに新しい躯体に新規のタイルを貼ると言うものであった。
行われていたのはコンクリート下地にメタルのガイドを付けそれにタイルを引っ掛ける、まことに今日的施工である。
この部分は一度コンクリート躯体を修復した部位であろうか。
但し使われているタイルは既に現れたファサード全体を白く極めて均一に覆うものとまったく同一であ る。
つまりどこかにオリジナルの部分がありそれとの違いが見えるという部位が全くないのである。
先日のきわめて悪い予感、危惧を確認することになった。
「復元された」ファサードは全て新規に作られた、「フェイク」である。
白々とした偽物である。
本物の姿を借りてい るだけなおたちが悪い「詐術」のようなものである。
保全されたような形を当初とりながら(確かに解体当時、ファサードは一時残され一 見保全されているように見えるときがあった)東京の顔、東京駅の目の前の記憶の継承が仮にタイルによるものであるとはいえ「書き割り」で良いのであろうか?
本物を知らない人々がこれを見て吉田鉄郎の仕事であるとおもう、そのことを嘆く。」
大阪中央郵便局が風雲急である。東京中央郵便局の轍を踏むことがないことを祈る。
近代建築の保存へ向けてのtw12・06・15
返信削除10」千葉県は、約1万9500戸ある県営住宅について、20年度までに約1万3500戸で建物の寿命を延ばす大規模改修を行う「県営住宅長寿命化計画」を策定「団塊の世代」が家庭を持ち始めた70年代に大量に造られた住宅が、約20年後から次々と建て替え時期を迎える為の工事~参考にしたい省資源計画
11」大規模改修は70~84年度に建設された住宅を中心に実施し、外壁や屋上の修繕、配水設備の交換などによって長寿命化を図るほか、高齢化に対応した段差解消などのバリアフリー化工事を。建て替え時期を10年程度先に延ばせる。対象は耐火構造、耐火性が低い準耐火住宅は随時、建て替える。再利用は?
12」全国の自治体でも同様の問題を抱えており、国土交通省は09年3月、公営住宅の長寿命化を進める方針を決め、都道府県に計画策定の指針を。首都圏では、千葉県以外全ての都県が既に計画を策定しており、順次、工事を進める予定だ~各地で検討されてきているが、資源の有効利用から素晴らしい、見習おう
20」解体工事用のパネルで隠された大阪中央郵便局工事現場を見て、小父さんが怒る「こんなもん残されんのは、大阪の恥、だから、東京になめられるんや、財界人でも、政治家でも残せの声を挙げんかい」声援は嬉しいが、少しでも、その力を、保存への行動へ、文句、批判だけでは残らない、郵政へ訴えて!
24」文化講座「近代建築探訪」幻燈で見る「懐かしい堺の明治建築」 薬 業 年 金 会館。古きよき時代の大浜公会堂、潮湯、旧遊郭などを紹介する。女性が多いので、旧遊郭建築をためらう人もいるが、何時も、歴史の生き証人として取り上げている。大阪中央郵便局、公会堂などとは異なる楽しさがある遊郭建築
25」文化講座「近代建築探訪~幻燈で見る明治建築」(薬 業 年 金 会 館)市民講座には学校の授業とは違う楽しさがある。少しでも明治建築、近現代建築の素晴らしさが伝えられればと資料、スライドなどを見ながら話す。学習するだけでなく現在、取り壊しが進められている大阪中央郵便局を考えてほしい
26」東京駅舎、中之島公会堂のような様式主義建築に比べて、市民には大阪中央郵便局のような、モダニズム建築の価値は、理解されにくいようである。何処にでもあるような普通のビル建築に、関心はないし、まして、保存運動は理解できないらしい。でも、少しでも、保存と解体の意味について考えてもらいたい
tw12/06/16
返信削除4」大阪中央郵便局の解体、関電大飯原発3、4号機の再稼働も止めることができないのか?。改めて、民意が、反映されない政治に、怒りを覚える。いろんな考えがあっていいが、話し合いがなされないまま、一部の意見が、強行されて行く現状は、異常。大阪中央郵便局同様に裁判に掛けてでも再稼動中止を!
12」今からでも大阪中央郵便局を残せ!地元経済界には高層化による経済効果を期待する声が多い。39年に完成した大阪中央郵便局は、31年築の東京中央郵便局とともに、建築家・吉田鉄郎が設計した戦前のモダニズム建築の代表例。重要文化財クラスでも指定がなければ、ただのビル。悲しい日本の文化財行政