地震大国日本の中で耐震に不安のある旧建築物を排除せざるを得ないという理は尤もな意見として捉えられます。
ただ、昨年の3月11日とても多くの物が失われ、未だ美しい景色は無くなったままです。
今、その中で機能美を備えた大阪中央郵便局庁舎を解体する事はかえって時代に即さないと思うのです。
古き良きモノの中に現時代に沿う活用を入れ込む可能性は残されて無いのでしょうか?
新高層ビルが立ち並ぶ大阪の顔”再開発地区梅田”においてこそ、新建築には出せない中央郵便局の佇まいが必要です。
そして、あの建物が起立し続ける事が、街に深みを生み・人に大阪への愛着を呼び起こすでしょう。
商業施設や美術館、配達局であった特性を活かして長距離バスターミナルへの活用など有効利用は可能だと思います。
解体反対の運動が進み、充分な再考の上での結論を願います。
0 件のコメント:
コメントを投稿